京都ひろくに屋通信12月号
師走の候、皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
本年も当社は皆様のご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。
いよいよ今年も残すところあと数日、博國屋がある京都は、ここ何日かで最低気温が零度を下回り、例年通りの厳しい寒さとなってまいりました。
12月は師走と申しますが、「師」は僧侶を意味し、かつて師走は年末の仏事を行う時期であったため、僧侶が忙しく走り回っていたことから「師走」と呼ばれるようになったという説があります。
師走は、一年の締めくくりの月。
一年の感謝の気持ちを込めて、今年一年を振り返ってみてはいかがでしょうか。
すっかり落葉した両足院の大銀杏
来るべき新年の干支は「辰」です。
弊社が運営・プロデュースしている樹木葬、東福寺「正覚庵」建仁寺「両足院」が属する大本山には、共通して、龍の有名な天井画が存在するのは、ご存知でしょうか。
昭和最大級の木造建築である法堂(1934年に再建)の中央付近の広大な天井に、描かれているのは「蒼龍図(そうりゅうず)」。京都市生まれの日本画家、堂本印象(どうもといんしょう、1891~1975)がわずか17日間で仕上げたといわれています。さらに、堂本印象が納得した作品に入れる「恒世 印象」というサインも入っています。堂本印象は京都を中心に十数カ所の寺院で、襖(ふすま)絵や天井画、壁画、柱絵などを制作しています。 水をつかさどる龍神は火災を避けるという意味で、特に禅寺の法堂の天井に描かれることが多く、創建された頃の天井画は、南北朝から室町時代にかけて活躍した画僧の明兆(みんちょう)、そして時代は下り、再建の際には安土桃山時代に活躍した絵師、狩野永徳(かのうえいとく)らが関わったといわれています。
建仁寺の法堂の天井に描かれた水墨画「双龍図(そうりゅうず)」。2002年に建仁寺の開創800年を記念して、日本画家の小泉淳作によって描かれました。約2年の歳月をかけて取り組まれたまさに畢生の大作です。
双龍図は、縦18メートル、横54メートルという巨大な水墨画(なんと畳108畳分の広さ)です。阿吽の形をした2匹の龍が、天井いっぱいに描かれています。阿形の龍は玉をくわえ、吽形の龍は雲を掴んでいます。
龍は、仏教では智慧や慈悲の象徴とされています。双龍図は、建仁寺の教えである「禅」の精神を表現した作品として、多くの人々に親しまれています。
「龍」は、天に昇る姿が開運の象徴とされ、手には「あらゆる願いが叶う」如意宝珠を持つことから、十二支のなかでも特に縁起が良いとされる霊獣です。
今年は、2023年5月8日に感染症法上の位置づけが「5類」に変更され、たくさんのイベントや行事が復活し、日常がコロナ前にだんだん戻ってきているように思います。
感染対策に気をつけながら、見学に行かれて、運気上昇を図ってみては、いかがでしょうか。
皆様の来年が、より良い年となりますように。
小さな漆塗りの骨壷「久遠」「阿吽」発売
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天然素材にこだわり、棺の中にも入れてもらえる納骨ペンダント小町はらでんをふくめ全部で10種(色)あります。 左から 「黒檀と黄」「黒檀と紫」「黒檀と白」「桜に拭き漆」「らでん」「くろ」「あか」「楓と橙」「楓と緑」「楓と紫」博國屋の手元供養
京都の樹木葬
滋賀県の櫟野寺樹木葬 櫟苑(らくえん)
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