京都ひろくに屋通信10月号
10月にはいり、朝晩は急に寒くなりましたが、昼間はまだ少し暑いくらいの日がある京都ですが、皆さま体調など崩されていないでしょうか。
この時期は「一雨一度」という言葉があるように「ひと雨」ごとに1度ずつ気温が下がるくらい寒くなりますので、体調管理にはお気をつけください。
今回は10月に開催された京都のお祭りを二つ紹介致します。
朝の革堂行願寺
博國屋のある寺町通りでは10月中旬に藤袴祭が行われます。藤袴祭は、京都の歴史と文化の伝承とともに、絶滅危惧種である京都古来の自生種「藤袴」の魅力を多くの人々に伝えるイベントです。この祭りは、藤袴の保全育成成果を年に一度、中京区・上京区の文化的建造物を中心にお祭りという形で展示、発表しています。
今年は10月13日(金)から16日(月)まで開催され、革堂行願寺、下御霊神社と寺町通りにたくさんの藤袴が並びました。13日以外は雨に降られることもなく秋の青空のもと、毎年人気のスタンプラリーをなども開催されました。
他にも様々なイベントや藤袴グッズ、アサギマダラの願い札等を革堂行願寺で販売したり盛りだくさんなお祭りでした。
※アサギマダラは藤袴を好んで訪れる「旅する蝶」と言われる蝶です。
寺町通りの藤袴
10月22日(日)に京都三大祭のひとつ、時代祭が開催されました。
今回は京都御苑で見てきたのですが、昨年にも増して大変多くの方が見に来られていました。
海外の方も大変多いですが、日本の方に話を聞くと、京都に遊びに来ている友だちを案内されているようでした。
待機している参加者と馬
時代祭は京都のまちを練り歩く時代風俗行列が見どころです。涼しくなったとはいえ、着物や鎧などを着て、重いカゴなどを持ったり台車を引かれているのは大変そうでしたが、それぞれの役割のある方は凛々しく行進されているように思いました。
行列は明治維新から平安時代へ遡る形で行われ、名誉奉行(府知事や市長など)・明治維新時代・江戸時代・安土桃山時代・室町時代・吉野時代・鎌倉時代・藤原時代・延暦時代の順になります。
明治維新時代 維新勤王隊列
先頭を務める鼓笛隊の太鼓と笛の音色が時代祭を盛り上げます。
明治維新時代
左から桂小五郎・西郷吉之助・坂本龍馬
江戸時代 徳川城使上洛列
槍持、傘持、挾箱持の掛け声や、奴のパフォーマンスは大変盛り上がっていました。
安土桃山時代
左:豊公参朝列・右:織田信長
藤原時代 平安時代婦人列
左から巴御前・紫式部と清少納言・小野小町
ゆっくり座ってみるなら有料観覧席
行列をすべて見ると約2時間かかるそうで、私は延暦時代の最初の方が見えた所で、お昼を食べに行ったのですが、食べ終わって京都市役所の前に来てみると、まだ、行列は続いていました。 参加された皆様は本当に頭の下がる思いで、こういった方々がおられるので伝統的なお祭りがいつまでも開催されるのだと心を打たれました。
神饌講社列
時代祭行列順路
今年は京都三大祭り(葵祭・祇園祭・時代祭)がすべて通常通り開催されました。
コロナによる影響もほぼなくなり、その他のイベント等も沢山開催されて、京都の街は以前の賑わいを取り戻したように思います。
これから紅葉も色づき始め観光にぴったりの季節になります。京都には東福寺や永観堂、南禅寺など多くの紅葉の名所があるので是非、遊びに来られてはいかがでしょうか。
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