京都ひろくに屋通信8月号
今年の夏は全国的に異常に暑い日が続いておりますが、体調など崩されていないでしょうか。
テレビなどでも頻繁に注意喚起されていますが、水分補給など熱中症対策はしっかりとしていきましょう。
8月といえばお盆ですが、京都では五山の送り火が有名ですね。今年は前日に台風7号が西日本を縦断したので、開催されるか心配しましたが、無事とり行われました。
送り火の日は雨が降ることが多いのですが、中止になったという記憶がないので、少し調べてみると、1963年以降約50年、中止や延期はなかったそうです。基本的に雨天決行で多少の雨では中止にならないそうです。
また、なぜか点火時間の8時ごろには雨がやんでいることも多いようです。
五山の送り火の他に、関西で子ども達が楽しみにしている夏のイベントと言えば「地蔵盆」。
地蔵盆(地蔵祭り、地蔵会(じぞうえ))は、いわゆるお地蔵さんの像で知られる地蔵菩薩の縁日で、子どもたちの健やかな成長を願う行事として、京都を中心とする近畿地方で盛んに行われています。
各町内ごとにお地蔵さんの前にお供えをしたり、お菓子を食べたり、福引きなどを行ったりします。
最近は子供が減ってきたので私の家の近所では規模が小さくなってきているようで、少し寂しく思います。
さて、地蔵つながりでお地蔵さんとゆかりの深いお寺「壬生寺(みぶでら)」を紹介します。壬生寺では現在「第48回 京の夏の旅」の一環として本堂と壬生塚が特別公開されております。
壬生寺は地蔵信仰を世に広めたお寺で、御本尊の延命地蔵菩薩は現存する中では日本最古の部類に入るそうです。
左から表門・本堂
左から千体仏塔・水掛地蔵堂・よなき地蔵
また幕末の新選組とも縁のあるお寺で境内東方にある壬生塚には新選組隊士のお墓などがあります。また新選組局長・近藤勇の胸像や7月16日にお披露目された土方歳三の胸像があります。
左から近藤勇と土方歳三の胸像
他にも今回は新選組隊服「だんだら羽織」(復元)や、土方歳三の所持したものと同じく会津藩お抱え刀工・十一代和泉守兼定が作刀した「和泉守兼定」などの刀剣も特別公開されています。
残念ながら写真撮影は出来ませんでしたが、明治維新当時に思いを馳せながら刀剣や羽織など堪能させていただきました。
9月30日まで開催されていますので、まだまだ暑い日が続きそうですが興味のある方は足を運ばれてはいかがでしょうか。
先月の博國屋通信で紹介しました、漆塗りの小さな骨壷「久遠(くおん)」と「阿吽(あうん)」の発売日が9月1日に決定しました。
博國屋通信をお読みいただいた方に特別に、ページを公開いたしますので、ぜひご覧ください。
久遠・阿吽の詳しい情報はこちら
納骨ペンダント小町「らでん」
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滋賀県の櫟野寺樹木葬 櫟苑(らくえん)