京都ひろくに屋通信5月号
今年は久しぶりに規制のないゴールデンウィークで、気兼ねなく連休を満喫された方も多いと思います。
今回は、ゴールデンウィークにあったプロレスイベントと4年ぶりに開催された葵祭などを紹介します。
2023年5月5日、京都市役所前駅すぐのゼスト御池河原町広場で、第三回ゼストプロレスが開催されました。観戦無料のプロレスイベントで、大阪プロレスや琉球ドラゴンプロレスなどの人気選手が参戦しました。
子どもの日にちなんで、「ちびっこプロレス教室」も行われ、子どもたちがプロレスラーと一緒にトレーニングをしたりリングに上がった子ども達で一斉にレスラーに挑んだりしていました。
左:一試合目の様子 右:ちびっこプロレス教室
骨髄バンクの啓蒙活動も行われ、命のバトンを繋ぐというメッセージが伝えられました。また、試合後は出場レスラー全員の写真を撮ったりしました。
ゼストプロレスは、子どもから大人まで楽しめるイベントとして、毎年恒例のイベントになってほしいと思います。
左:二試合目の様子 右:写真撮影風景
4年ぶりに開催された葵祭路頭の儀(行列)が、2023年5月16日に行われました。(本来は15日の予定でしたが雨天順延となり16日に延期されました。)
祭りの起源は、太古御祭神・賀茂別雷大神が神山に御光臨される際、神託により葵を飾り、馬を走らせ、神迎えの祭りを行ったことにさかのぼります。
元は賀茂祭と呼ばれていましたが、江戸時代の元禄7(1694)年に再興された際、内裏宸殿の御簾や牛車、勅使、供奉者の衣冠、牛馬など、すべて葵の葉で飾るようになり、その名前がつけられました。使用される葵はフタバアオイで、毎年両神社から御所に納められています。
葵祭では、平安時代の貴族や公家の装束をまとった人々が牛車や馬に乗って、京都御苑を出発し下鴨神社から上賀茂神社まで約8キロメートルの行列をなし華やかな風景を見ることができます。
新型コロナウイルスの影響で2019年以降中止されていましたが、今年は4年ぶりに無事開催されました。多くの人々が葵祭の歴史と伝統を楽しみました。
行列コース
下鴨神社は、京都市左京区にある古代から続く歴史ある神社です。下鴨神社は、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)、玉依媛命(たまよりひめのみこと)をご祭神としており、世界平和や五穀豊穣、縁結びや安産などのご利益があるとされています。
楼門(左)とさざれ石(右)
さざれ石は南口鳥居を少し北に行ったところにあります
境内に入りさらに中門をくぐると七つの言社があります。
お社ごとに御神徳があり、それぞれ子年から亥年までの干支の守護神として信仰されています。
中門と言社の配置
下鴨神社にはみたらし団子の由来となった御手洗池があります。御手洗池に湧き出る水あわをかたどったのが「みたらし団子」の発祥と言われています。
葵祭にさきだって斎王代の禊の儀も御手洗池で行われます。
御手洗社(正式名称は井上社)と御手洗池
修学旅行生たちが水うらないをしていました
下鴨神社の境内には、「糺の森」と呼ばれる自然豊かな森が広がっています。糺の森は、約2000年前から自然のまま保たれている貴重な森で、ケヤキ、エノキ、ムクノキなどの広葉樹を中心に、古代・山背原野の樹林を構成していた樹種が自生し、森林生態学、環境学などの学術分野からも、たいへん貴重な森とされています。四季折々に美しい景色を見せてくれる糺の森は、都会の喧騒から離れて心身ともに癒される場所です。
下鴨神社の周辺には豆餅で有名な「出町ふたば」さんやのみたらし団子のお店「加茂みたらし茶屋」など行列の出来るお店もたくさんあるので、参拝帰りに寄って行かれるのもいいのではないでしょうか。
納骨ペンダント小町「らでん」
博國屋の手元供養
京都の樹木葬
滋賀県の櫟野寺樹木葬 櫟苑(らくえん)