京都ひろくに屋通信12月号
朝、布団から出るのがつらい季節になりました。
博國屋の前の寺町通りの銀杏並木はだいぶ落葉ましたが、街は年末が近づくにつれイベントなどで慌ただしく感じます。
寺町通り(12/16撮影)
年末という事で年賀状や大掃除といった、年明けに向けた準備をされている方も多いと思います。
北野天満宮では正月準備を始める12月13日の事始めより12月25日の終い天神の頃まで元旦にいただくと心身の邪気を祓い浄めると言われている「大福梅(おおふくうめ)」が授与されます。大福梅が無くなり次第終了とのことなので、すこし早めに伺わせて頂きました。
左:一の鳥居
右:北野天満宮と言えば撫牛
楼門には来年の干支のうさぎの絵馬が掛けられていました
「大福梅」の起源は村上天皇の天暦5年、疫病流行の折に、「天皇御脳にかかり給いしが、この茶を服し給えば御脳たち所に平癒す。これより王服と称して毎年元旦にこの茶を服し給い、萬民これを倣い年中の疫病邪気を除き長寿幸福を得るなり」という故事にはじまる縁起物です。
大福梅
この大福梅を元日の朝、または元旦の祝膳の初茶として飲めば、一年間を無病息災で健康に過ごせると言われています。
元日に大福梅を京都三名水の一つ、染井の水で頂こうと北野天満宮の帰りに御所のとなりにある梨木神社に伺いました。
京都三名水とは梨木神社の「染井」、京都御苑の「縣井(あがたい)」、堀川通五条西入るにある「左女牛井(さめがい)」で、今現在も水が沸いているのは染井のみだそうです。
染井の水は甘くまろやかな味で、茶の湯にも適す水としても知られています。
染井の井戸
この日も入れ替わり立ち代わり水を汲みに来られる方がおられました。
授与所にて御神水用のペットボトル(500ml)を購入し無事染井の水を汲みおわり、境内を歩いていると茶室の前に「Coffee Base」と書かれた行燈があり、Coffee Base NASHINOKIというカフェがオープンしているのを発見。店内には小さなスタンドテーブルが2つあり他に縁側や庭でコーヒーをいただくことが出来るとのことでした。また予約制のコーヒーコースが別室でいただけるようです。もちろん染井の名水で入れたコーヒーがいただけます。
「COFFEE BASE NASHINOKI」
この日は寒かったので店内でブレンドコーヒーと栗まんじゅうのセットをいただきました。苦みと酸味のバランスがよくとても飲みやすかったです。栗まんじゅうは大きな栗が入っていて、食べ応えがありました。
ブレンドコーヒーと栗まんじゅうのセット
※写真のコーヒーは少し飲んでます
思わぬ発見があり最後はカフェの紹介になりましたが、ひとまず、年明けの準備が一つ片付き、残りの数日、気を引き締めて新年を迎えたいと思いいます。
皆様もよいお年をお迎えください。
【北野天満宮】
住所: 京都市上京区馬喰町 北野天満宮
電話:075-461-0005
HP:https://kitanotenmangu.or.jp/
【梨木神社】
住所: 京都市上京区染殿町680
電話:075-211-0885
HP:https://www.nashinoki.jp/
【COFFEE BASE NASHINOKI】
住所: 京都市上京区染殿町680 梨木神社境内
営業時間:10:00~17:00
定休日:水曜日
instagram:https://www.instagram.com/coffeebase.nashinoki/
納骨オブジェ 地蔵
静かな祈りを
72,600円(税込)
ひろくに屋の代表商品であるお地蔵さんをご紹介させて頂きます。思わず手で包み込みたくなるような丸みのあるシルエットと優しい笑顔に癒されます。 見た目の印象と違い手に取っていただくと思いのほかずっしりと重みがあります。抱きかかえると安心感に包まれ、見ているだけで心が落ち着く等の声をいただいております。
ベージュ色、赤色、黒色の3色ございます。すべて手作業でつくり、天然の土を使っているので風合いが一点一点変わります。お顔もよく見るとちょっとずつ違い、個性が見えて愛着が沸いてきます。お地蔵さんには納骨用のミニ骨壷と納骨袋が付属しており、お地蔵様に内蔵できるので、大切なご遺骨を守ってくれます。
博國屋の手元供養
京都の樹木葬
滋賀県の櫟野寺樹木葬 櫟苑(らくえん)