京都ひろくに屋通信11月号

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漆のお店と漆教室ご紹介

11月に入り観光シーズン真っただ中の京都市内は、道を歩いているとたくさんの観光客とすれ違います。また、海外から来られた方が多くなったと感じられるようになりました。ただ、コロナ前ほどで混雑している訳ではないので、京都観光されるには丁度いいのではないでしょうか。

【紅葉の京都】

この時期の京都は各地で紅葉のシーズンを迎え、観光の方だけでなく地元の人も紅葉の名所を訪れます。
私も先日、左京区鹿ヶ谷にある法然院に伺いました。こちらのお寺の近くには哲学の道や銀閣寺などがあり、観光客の多い地域ではありますが、法然院はそこまで混雑はしていなかったです。
茅葺きの山門がとても趣があり、また、山門を入ってすぐの白砂壇が有名で一緒に紅葉を撮りたかったのですが、残念ながら完全に紅葉している感じではありませんでした。

山門
山門(境内かが撮影)

白砂壇
白砂壇
左:境内から山門を向いて左手(東側)
右:境内から山門を向いて右手(西側)

12月の始め頃ならもう少し紅葉が進んでいるかもしれませんので、伺われてみてはいかがでしょうか。

【漆のお店と漆教室】

さて、10月のひろくにや通信でお伝えしたように、今回は私の利用している漆のお店と漆教室についてご紹介します。

鹿田喜造漆店外観
鹿田喜造漆店外観

漆や道具などを購入させて頂いているのは京都の麩屋町通仏光寺を上がったところにある「鹿田喜造漆店」です。
なんと慶応3年に創業したそうで、明治30年に今の場所に店舗を構えられたとのことです。
漆に関する物はこちらでほぼ手に入ります。漆塗装の作業に必要な物は養生テープやプラスチック手袋なども取り扱っておられ、漆の作業に合ったものが揃っています。
お店の方はとても親切な方が多く、分からないことなどは親身になって対応してくださいますので、分からないことがあれば取り合えず聞いてます。

パンフレット
パンフレット

漆教室も鹿田さんのされている教室になります。
京都と大阪に教室があり「金継ぎ」「蒔絵」「漆塗り」「摺漆」「陶磁器・金属アクセサリーへの焼付漆」などが楽しめます。
京都校では講座は月~土曜日までやっておられ、曜日によって講師の方が違いますが、上記の5つの技法全て教えていただけます。

漆教室内観
教室風景:コロナ対策で机の前にシートが設置されています。

私は午後の部(13:00~15:00)に通っていたので、主婦の方が多かったですが、自営業の男性や、足の悪いおばあさまと、その付き添いで来られているお孫さんもおられ、幅広い年齢層で男女問わず楽しまれています。
漆器制作の作業には手先の器用さや同じ作業を繰り返す根気も必要ですが、塗りや磨きのいい塩梅の感覚がとても重要な要素です。その感覚を昔の職人は師匠を見て技を習得していたと思うのですが、教室では先生方のそれまで培ってきた経験をもとに教えていただけます。もちろん、教えていただからといって感覚がすぐに身につくわけではないので、その後何度も作業を繰り返し失敗もしますが、その都度なぜ失敗したかも丁寧に教えていただき修正していくので習得も早いです。

私の場合、教室に通う前から摺漆はやっていたので、螺鈿を主に教わりました。螺鈿にも色々技法があるので、商品化のためにどういったやり方が良いのかよく相談させていただきました。ただ自分が楽しむためではなく商品としてのクオリティーを出すのに必要な技術なども教えていただき新商品「らでん」は完成しました。

小町らでん
新商品 納骨ペンダント小町「らでん」

漆は研いで塗っての繰り返しですが、塗り終わると乾くまで何も出来ないので、いくつか作品を同時に作業していきます。割れた食器などを持参し金継ぎされている受講生の方が多かったですが、その合間に蒔絵、摺漆と色々挑戦されていました。
ご自身で金継ぎなどを習う時間が無い方は、鹿田さんで金継ぎ修理なども受け付けておられますので、欠けた陶器などがあれば相談されてはいかがでしょうか。

【鹿田喜造漆店】
住所:京都府京都市下京区麩屋町通仏光寺上る俵屋町290
電話:075-351-7106
営業時間:9:00~18:00
休業日:日・祝
HP:https://www.shikataurushi.com/

地図

-お知らせ-
東福寺塔頭 正覚庵 特別拝観
(通常非公開寺院)
-正覚庵本堂(旧白洲屋敷)を特別公開-

「筆の寺」として名高く、毎年11月23日に行われる「筆供養」の日にしか一般公開されない非公開寺院です。
客殿の前に広がる常緑の木々や苔ともみじのコントラストが美しい庭園を、畳敷きの和室に座ってゆっくりご覧いただけます。
本堂は戦後の復興に尽力された白洲次郎の父、文平が建築した白洲屋敷を移築したものです。

【期間】2022年11月25日(金)~12月11日(日)
【拝観時間】10:00~16:30(最終入場16:00)
【拝観料】大人900円/子供450円/幼児無料
※団体15名様以上810円/小学生は団体料金なし
【場所】臨済宗東福寺塔頭 正覚庵(京都市東山区本町15-808)
【拝観箇所】書院・本堂・茶室(庭園は室内から鑑賞)

東福寺塔頭 正覚庵 特別拝観


会社合併のご挨拶
この度、有限会社博國屋は有限会社カン綜合計画とを一体化することとなり令和5年1月1日より株式会社カン綜合計画・博國屋として発足する運びとなりました。

これを機に、新会社社員一同新たな決意をもって鋭意努力してまいりますので、今後も倍旧のお引き立てを賜りますようお願いいたします。

1.合併後の名称
 株式会社カン綜合計画・博國屋
2.合併会社発足日
 令和5年1月1日
3.本社住所
 〒604-0993
 京都府京都市中京区久遠院前町669-1 サンアートビル4F
4.代表電話/FAX番号
 TEL:075-257-7838
 FAX:075-257-7839

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納骨ペンダント小町「らでん」

納骨ペンダント小町「らでん」

虹色に輝く美しい螺鈿細工を施した納骨ペンダント小町 -らでん-
納骨ペンダント小町に新たに黒漆に螺鈿細工を施した「らでん」が新登場。
あわびの貝特有の虹色のキラキラとした輝きがとても美しく味わい深い仕上がりになっています。
こちらの商品も先に販売を開始した「くろ」「あか」と同じく漆を丁寧に塗り重ね、4回ほど塗り重ねたところで細く切り取ったあわびの薄貝を施し、最後の仕上げに磨き上げて漆特有の艶を出しています。

商品の詳細はこちらからご覧頂けます。

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博國屋の手元供養

博國屋の手元供養品

上記でご紹介した手元供養品以外にも様々なタイプをご用意しています。ぜひご覧ください。

博國屋の商品一覧

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京都の樹木葬

手元供養の博國屋のコンサルタント部門を担う㈲カン綜合計画とし2011年より、東福寺、建仁寺、大徳寺の大本山の塔頭の樹木葬のプロデュースから、募集・運営を行っております。
京都並びに全国からご好評を頂いております。

京都の樹木葬公式HP

滋賀県の櫟野寺樹木葬 櫟苑(らくえん)

2021年4月に、カン綜合計画の樹木葬プロデュース「閑閑」による新たな樹木葬地、「櫟苑(らくえん)」が開苑しました。櫟苑は滋賀県にある櫟野寺(らくやじ)の樹木葬墓苑の名称です。境内裏手にある杉や楓が生える自然豊かな木立の中にある樹木葬のお墓です。時候による植物の表情は一時として同じものはなく、来る人に自然の暖かさ、優しさをもたらし、自然に溶け込むことができる空間となっています。

櫟野寺樹木葬墓苑

櫟野寺樹木葬公式HP

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