京都ひろくに屋通信1月号

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今年は寅年 -「トラ」にゆかりのある京都の寺社仏閣-

新しい年が始まりました。今年は寅年。今回は京都の「トラ」にゆかりのある神社・寺院を巡ってみようと思います。

2022年初日の出
2022年初日の出

古来より、毘沙門天の使いと云われているのが虎。故に毘沙門天をご本尊に祀るお寺では虎の姿を現したものが多く見られます。

鞍馬寺の阿吽の虎
鞍馬寺でお正月に授与される阿吽の虎。

【鞍馬寺】(*1)

京都市の北に位置する鞍馬寺。2020年7月の豪雨による土砂崩れの影響で叡山鉄道の市原駅―鞍馬駅間が不通となっていましたが、2021年9月18日に再開され、鞍馬寺に行くことができるようになりました。

鞍馬寺風景

古来より庶民の毘沙門天信仰の祖とされ、多くの参拝者がお参りされていました。鞍馬寺の狛犬(狛虎)は阿吽(あうん)の虎で本殿金堂前に鎮座しておられます。阿吽とはものごとの初めと終わり、すなわち宇宙のすべてを表しているとのこと。また、本殿前の金剛床はパワースポットとしても有名で、私もその場に立ってみましたが、足元からピリピリと電気が走ったような感覚を感じました。来月2月のパワーは強力とのことなので、宇宙の力を感じてみては如何でしょうか。

鞍馬寺本殿金堂と金剛床と狛犬(狛虎)

【建仁寺塔頭寺院 両足院】(*2)

建仁寺塔頭寺院 両足院風景01

祇園に位置する建仁寺塔頭寺院 両足院。弊社で樹木葬の管理運営を行っている、ゆかりのあるお寺です。その境内にあります毘沙門天堂のご本尊は鞍馬寺の毘沙門天の体内仏とのこと。鞍馬寺と同じく、狛虎がお堂前に鎮座しておられます。こちらも阿吽の虎。香炉にも虎があしらわれています。舞妓さんが良縁を願い成就したことから「祇園の縁結び」としても知られています。

毘沙門天堂

【平安神宮】(*3)

お正月の平安神宮の風景 お正月の平安神宮の様子

桓武天皇により長岡京から平安京へ遷都され都となった京都は、四神相応の考えに基づいて整備された都市でした。四神相応とは東の青龍(河川:鴨川)・西の白虎(大道:山陽道)・南の朱雀(池:巨椋池)・北の玄武(山:船岡山)に四神それぞれが宿り、それらを有する地形には陰陽五行に基づく風水において良きエネルギー「気」が集まるとされています。四神により守護された地で1000年以上続いた都が東京に移ってから京都の衰退がはじまりました。1898年、平安遷都1100年を記念して、また京都復興の1事業として平安神宮が四神相応の概念を取り入れ創建されました。應天門(おうてんもん)を入って左手(西)にあります手水舎を守っているのが白虎です。何気なく見ていたものが意味のあるものだと、調べていくと面白い。

平安神宮風景

(*1)鞍馬寺
住所:〒601-1111 京都市 左京区鞍馬本町1074番地
HP:https://www.kuramadera.or.jp/

(*2)建仁寺塔頭寺院 両足院
住所:〒605-0811 京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591
HP:https://ryosokuin.com/

(*3)平安神宮
住所:〒606-8341 京都市左京区岡崎西天王町97
HP:http://www.heianjingu.or.jp/

最後に京都で開催中の「寅」をテーマにした展覧会を2つ紹介しておきます。

■京都国立博物館で開催中の「寅づくし 干支を愛でる」展
こちらは新春恒例の干支がテーマの展示となっています。古くは鎌倉時代の作品もあり、おそらく想像で描かれたであろう虎の絵や、香炉や根付などの立体作品も展示されています。
京都国立博物館「寅づくし 干支を愛でる」
会期:1月2日(日) ~ 2月13日(日)
住所:〒605-0931京都市東山区茶屋町527
電話:075-525-2473
HP:https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/tora_2022.html

「寅づくし 干支を愛でる」ポスター

■福田美術館で開催予定の「トラ時々ネコ 干支セトラ」
円山応挙、竹内栖鳳など江戸時代から昭和にかけて活躍した画家が描く虎の絵を中心に展示。又、2022年はニャーニャーニャーとも読めることから猫を描いた作品も併設展示されるとのことです。
福田美術館「トラ時々ネコ 干支セトラ」展
会期:1月29日(土)~ 4月10日(日)
住所:〒616-8385京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
電話:075-863-0606
HP:https://fukuda-art-museum.jp/exhibition/202110011830

「トラ時々ネコ 干支セトラ」ポスター

60年に一度の壬寅の年である今年、新しいことを始めるとよいとのことです。この機会にやりたかったことを始めてみるのもいいかなぁと思っています。

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博國屋の手元供養

博國屋の手元供養品

上記でご紹介した手元供養品以外にも様々なタイプをご用意しています。ぜひご覧ください。

博國屋の商品一覧

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京都の樹木葬

手元供養の博國屋のコンサルタント部門を担う㈲カン綜合計画とし2011年よりスタート、現在、東福寺、建仁寺、大徳寺の大本山の塔頭の樹木葬の管理運営を行っております。
京都並びに海外を含む全国からもご好評を頂いております。 また樹木葬の寺院様向けのプロデュースとして、樹木葬閑閑(かんかん)で事業提案をしております。経営主体はお寺となります。カン綜合計画はお寺からの委託を受け、「京都の有名寺の樹木葬」のプロデュースから、募集・運営までを行っています。

京都の樹木葬公式HP

滋賀県の櫟野寺樹木葬 櫟苑(らくえん)

2021年4月に、カン綜合計画の樹木葬プロデュース「閑閑」による新たな樹木葬地、「櫟苑(らくえん)」が開苑しました。櫟苑は滋賀県にある櫟野寺(らくやじ)の樹木葬墓苑の名称です。境内裏手にある杉や楓が生える自然豊かな木立の中にある樹木葬のお墓です。時候による植物の表情は一時として同じものはなく、来る人に自然の暖かさ、優しさをもたらし、自然に溶け込むことができる空間となっています。

櫟野寺樹木葬墓苑

櫟野寺樹木葬公式HP

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