京都ひろくに屋通信8月号

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大文字の送り火

うだるような暑さが続く京都盆地。年々暑さが増しているように感じます。8月のお盆の時期、あの世から帰って来られたご先祖様の精霊を、あの世にお送りする仏教的行事に五山送り火があります。


大文字山(8月7日撮影)

京都五山送り火の起源は平安初期・弘法大師がはじめられたとか、室町中期の足利時代に始まった等、諸説ありますがお盆の時期に戻ってこられた精霊を送る伝統行事として現在まで受け継がれています。8月16日の夜8時、最初に東山に【大】の字、続いて松ヶ崎に【妙】・【法】、西賀茂船山に【船形】、大北山に【左大文字】、そして嵯峨に【鳥居形】の6か所に火が灯ります。

京都盆地の東にある東山は、北は比叡山、南は伏見稲荷大社のある稲荷山までの36の山々からなり「東山三十六峰」と総称されています。その真ん中あたりの如意ヶ岳(にょいがたけ)の西に位置するのが京都五山送り火の時に最初に火が灯る大の字がある大文字山(466m)です。送り火当日は山上の弘法大師前でお灯明が灯され、浄土院住職(*1)により般若心経がとなえられます。その後、お灯明を親火に移し、合図により一斉に火床の上に組まれた割木に点火されます。

(*1)浄土院は銀閣寺の北隣に位置し、境内南東の如意ヶ嶽(大文字山)で行われる五山送り火の大文字を管理する寺になります。

浄土院

普段は京都市内から眺める大文字山。ご先祖様の供養を兼ねて久しぶりに登ってみようと思いました。登山道は色々ありますが、今回は一番ポピュラーなルートの銀閣寺北側の道から登ることにしました。

長い年月をかけて祈りこめられてきた火床はエネルギーに満ち溢れていました。この場所で、この景色のなかにしばらく浸っていると息も整い爽快感に包まれ、いろんな意味でリセットする良い方法のひとつだと思いました。お盆のこの時期、ご先祖様に導かれて図らずも山のエネルギーを存分に堪能した1日を過ごすことができました。体力に自信のない方にはお勧めできませんが是非、一度登ってみてはいかがでしょうか。
*所要時間(浄土院より)登り約40分 下り約30分

*2021年京都五山送り火は規模を縮小して実施されました。

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手元供養の博國屋のコンサルタント部門を担う㈲カン綜合計画とし2011年よりスタート、現在、東福寺、建仁寺、大徳寺の大本山の塔頭の樹木葬の管理運営を行っております。
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