京都ひろくに屋通信11月号

ピンク枠始まり

メルマガロゴ

こんにちは、ひろくに屋の松下です。朝晩と肌寒くなり、皆さま体調などは崩されていませんでしょうか? 今年は夏が長かった分、秋が短くなるとのこと。急に寒くなると木々の色づきが良いといわれています。京都では少しずつ山の彩りが見え始めています。 今年はどこの紅葉を見に行こうかと、日課の散歩をしながら楽しみに考えています。
平安神宮の正面からの風景
2020年11月8日撮影。岡崎より東山を望む。
 
京の今日
秋の哲学の道を歩く。 哲学の道とは東山麓(ふもと)にあり、南は熊野若王子神社前の冷泉通若王子橋に始まり疎水沿いを北に銀閣寺まで続く約1.5キロの散歩道のこと。このあたりは明治の頃より文人が多く住むようになり、京都大学で教鞭を執っていた哲学者・西田幾多郎らが思索を巡らせながら好んで散策したことから「哲学の道」と呼ばれるようになりました。
(*アクセス:京都駅より市バス5号系 南から歩く場合→「南禅寺・永観堂道」下車。北から歩く場合→「銀閣寺道」下車。)
哲学の道周辺マップ。
哲学の道は、春の桜シーズンは観光客でごった返していますが、秋から冬にかけては人もやや少なくなり、お薦めの散歩コースの一つです。 哲学の道を歩く楽しみ方は多々ありますが、私は道沿い近くに建つ豪邸巡りがお気に入りです。 個人のお宅としては広すぎる敷地に建つ、ヴォーリズ(※)建築事務所の設計による邸宅や、和洋折衷な見事なお屋敷を眺めていると暫し空想の世界に入り込んでしまうことも。 京都には太秦撮影所があり、哲学の道界隈もロケ地として使われることがあります。京都を舞台にしたTVドラマ「探偵・由利麟太郎」(吉川晃司主演)の作中でも、哲学の道沿いのアパートが使われていて 図らずも建物内部の様子がわかり、想像していた以上のレトロな造りを知ることができました。

※ウィリアム・メレル・ヴォーリズ:(1880年~1964)アメリカ合衆国生まれ。日本で多くの西洋建築を手がけた建築家であり信徒伝道者。京都に残る建築に「東華菜館」「京都御幸町教会」「駒井家住宅」「喫茶ゴスペル」等があります。
哲学の道界隈の風景
俳優の栗塚旭さんが経営をされていた「喫茶若王子」も大好きな建物の一つでした。残念ながら2002年に閉店となりましたが、数十年前に訪れた時は、栗塚さん自らコーヒーを給仕して下さり、 ”良かったら庭も見ていってください”とのお言葉に甘え、鑑賞させていただきました。骨董品を集めるのがご趣味とのことで観音像があったり撮影に使われた小道具などが、それはそれはものすごい数の物が展示?されていました。洋風な建物の外観と豪華な内装、雑多なモノがあふれる庭の空間がなぜが落ち着き、優雅なひと時を過ごさせていただいたのを思い出します。 2年前、台風の被害に遭い建物は半壊。現在は同じ左京区内に住まいを移され「栗塚旭記念館」開設に向けて準備をされているとのことです。詳しい情報がわかり次第お知らせいたします。
喫茶若王子跡前の疎水に揺らめく鯉
 

ピンク枠終わり

ブルー枠始まり

伝書箱

想い出詰める桐の箱

ひろくに屋の新商品をご紹介させて頂きます。この度大切なものを納めることができる桐の箱「伝書箱(でんしょばこ)」をご用意いたしました。 こちらは、生前整理や遺品整理で使える縦39cm×横24.5cmとA4サイズが楽に入る大きなサイズの桐箱です。 例えば、大切な家族に、愛する人に故人の愛用品等をその想いと共に納め残すことができます。 もしもの時に、何がどこに置いてあるのかわからない等の問題点を解消。この「伝書箱」に大切なものをお納めください。

伝書箱の外観

この伝書箱を作るきっかけとなったエピソードをご紹介させて頂きます。

80代の男性が奥様を亡くされたとき、何をしていいかわからなくなってしまったそうです。お葬儀を済ませ暫く時が経ってから遺品整理を始めたところ、 "これを御棺に入れてください"のメモと共に御朱印帳が出てきました。 奥様は生前、神社仏閣にお参りに行くのを楽しみに、全国を廻っていたそうです。事前に知っていればお棺に納めたのに・・・と後悔されたそうです。 自身が逝くときに一緒に納めてもらいます。とお話くださいました。

伝書箱に想い出を詰めたイメージ

伝書箱に同封されたメモ

「伝書箱」に何を納めるのか?今まで博國屋をご利用頂いた方や手元供養やお墓のお悩みをご相談頂いた方の意見を 参考にさせて頂き作成した具体例を付けさせて頂きました。 ご自身が書き込むことができるオリジナルメモ用紙もご用意致しました。 何から手を付けていいのかわからない等悩んでいる方々の少しでもお役に立てば幸いです。

伝書箱の外観
伝書箱の商品ページへ

ブルー枠終わり

ブルー枠始まり

博國屋の手元供養

博國屋の手元供養品

上記でご紹介した手元供養品以外にも様々なタイプをご用意しています。ぜひご覧ください。

博國屋の商品一覧

ブルー枠終わり

フッター